中小企業のサイバーセキュリティ対策に使える補助金【2026年】UTM・EDR・監視を比較
中小企業がUTM、EDR、監視、初動対応などのサイバーセキュリティ対策へ使える2026年の補助金・無料支援を比較。対象サービス、補助率・上限、SECURITY ACTION、申請前の注意点を公式情報で整理します。
この記事でわかること
- 全国のデジタル化・AI導入補助金で対象になるのは、IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービス」リストに掲載され、さらにITツール登録されたサービスです。UTMやEDRを自由に選べる機器購入補助ではありません。
- 東京都には機器・サービスを3か月無料で試せる事業と、導入費を助成する別制度があります。無料試行、購入助成、地域制度を混同せず、所在地と導入段階に合う候補を選びます。
- 申請前に守る情報、監視範囲、休日・夜間の連絡、初動支援、復旧、保険の範囲を確認し、補助終了後も継続できる2年間の運用費を比較します。
条件に合う制度を無料で絞り込む
補助金・助成金の候補を、診断と検索から確認できます
地域や目的を選び、対象になりそうな制度の公式情報を確認してください。
結論:導入したい機器ではなく、必要な対応体制から制度を選ぶ
サイバーセキュリティ対策の補助制度は、「UTMを買う」「EDRを入れる」という製品名だけでは選べません。侵入を防ぐ、端末上の異常を検知する、ネットワークを監視する、インシデント発生時に相談する、復旧するという役割を分け、自社に不足する体制を決めてから制度を比較します。
全国の主な入口はデジタル化・AI導入補助金2026のセキュリティ対策推進枠です。ただし、対象はIPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービス」リストに掲載され、IT導入支援事業者によってITツール登録されたサービスに限られます。市販のUTM、EDR、ウイルス対策ソフトを任意に買う制度ではありません。
東京都の中小企業は、3か月の無料試行と、対策設備の購入助成も比較できます。ほかの地域にも独自制度があります。所在地、現在の対策、導入したい時期、対象サービスの登録状態を順番に確認すると、利用できない候補を早く外せます。
| 現在の状況 | 最初に確認する制度 | 支援内容 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 監視・相談・初動対応をまとめて導入したい | デジタル化・AI導入補助金 セキュリティ対策推進枠 | 登録済みお助け隊サービス利用料 | IPA掲載とITツール登録の両方が必要 |
| UTM・EDRをまず試したい東京都の中小企業 | 東京都 中小企業サイバーセキュリティ基本対策事業 | 機器・サービス等を3か月無料で試行 | 補助金ではなく無料の試行事業 |
| 対策設備を購入したい東京都の中小企業 | 東京都 サイバーセキュリティ対策促進助成金 | UTM、EDR、認証、暗号化等 | SECURITY ACTION二つ星等を確認 |
| 東京都以外で設備・サービスを導入したい | 都道府県・市区町村の独自制度 | 対象費用は地域ごとに異なる | 本店・事業所所在地と募集期間を確認 |
守る情報と不足している対策を先に棚卸しする
補助金を探す前に、顧客情報、従業員情報、会計データ、設計図、取引先から預かった情報、メール、クラウドサービス、基幹システムを一覧にします。情報ごとに、保存場所、利用端末、アクセスできる人、停止した場合の影響、現在のバックアップを記録します。
次に、予防、検知、通知、初動、復旧のどこが不足しているかを確認します。UTMは主にネットワーク境界、EDRは端末上の挙動を監視します。どちらか一方を入れればすべて解決するわけではなく、クラウド利用や社外端末が多い企業では監視範囲を別途確認する必要があります。
「セキュリティ対策一式」という見積では、制度要件と自社の不足を照合できません。機器、ライセンス、監視、相談、駆付け、復旧支援、保険、設定、教育を分け、誰が、いつ、どこまで対応するかを確認します。
事業停止の影響から優先順位を決める
停止すると受注、出荷、請求、顧客対応が止まるシステムを優先します。機器の価格ではなく、停止時間と復旧に必要なデータから対策順序を決めます。
取引先から求められる条件も確認する
サプライチェーンの一員として、委託元から多要素認証、ログ保存、バックアップ、事故報告手順等を求められる場合があります。契約書やセキュリティチェックシートを棚卸しへ含めます。
デジタル化・AI導入補助金のセキュリティ対策推進枠
2026年のセキュリティ対策推進枠は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載され、デジタル化・AI導入補助金でITツール登録されたサービスの利用料を支援します。補助対象期間は最大2年分です。
補助額は5万円~150万円で、補助率は小規模事業者:2/3以内、中小企業:1/2以内です。補助上限150万円は受給予定額ではありません。登録されたサービス価格、対象期間、補助率、審査結果に基づいて補助額が決まります。
2026年7月29日時点で確認できる次回締切は2026年8月25日17時で、交付決定日は2026年10月7日の予定です。以降の予定は公式サイトで順次案内されるため、契約日から逆算するのではなく、公募スケジュールと交付決定後の導入可能日を確認します。
| 項目 | 2026年の内容 | 申請前の確認 |
|---|---|---|
| 補助対象 | 登録済みお助け隊サービス利用料 | IPA掲載とITツール登録の両方 |
| 補助対象期間 | 最大2年分 | 契約期間と登録価格 |
| 補助額 | 5万円~150万円 | 補助対象経費から計算 |
| 補助率 | 小規模事業者2/3以内、中小企業1/2以内 | 自社の企業区分 |
| 次回締切 | 2026年8月25日17時 | 交付決定前に契約しない |
お助け隊サービス単独で申請できる
セキュリティ対策推進枠は、ほかの業務ソフトと組み合わせず、お助け隊サービスのみで申請できます。一方、一般的なウイルス対策ソフト単独を同じ枠へ入れられるという意味ではありません。
1事業者1申請の扱いを確認する
公式FAQでは、2026年度の公募期間中、同一法人・個人事業主によるセキュリティ対策推進枠への申請は1件と案内されています。複数拠点を別々に申請する前提にせず、対象拠点とサービス構成をまとめて確認します。
IPA掲載だけでなくITツール登録も確認する
最も間違えやすいのは、「お助け隊サービスリストに載っているから補助対象」と判断することです。補助金申請では、IPAのリスト掲載に加えて、利用するサービスがデジタル化・AI導入補助金のITツールとして登録されている必要があります。
同じサービス名でも、プラン、対象台数、契約期間、提供地域、価格、支援内容が異なる場合があります。公式ITツール検索で登録番号と価格を確認し、IT導入支援事業者へ見積を依頼します。販売代理店の案内資料だけで決めないようにします。
契約前に、正式なサービス名、ITツール登録番号、利用期間、端末数、初期費、月額費、監視対象、相談時間、駆付け地域、保険の有無を文書で確認します。申請フォーム、見積、契約書の名称と期間を一致させます。
| 確認 | 見る場所 | 記録する内容 | 誤りやすい点 |
|---|---|---|---|
| 制度要件 | IPA お助け隊サービスリスト | サービス名、類型、提供地域 | 類似名称の別プラン |
| 補助金登録 | デジタル化・AI導入補助金 ITツール検索 | 登録番号、価格、支援事業者 | IPA掲載だけで申請可能と判断 |
| 見積 | IT導入支援事業者 | 期間、台数、初期・月額費 | 対象外オプションとの一式見積 |
| 運用 | 約款・サービス仕様 | 監視、通知、初動、免責 | 「24時間対応」の範囲を未確認 |
お助け隊サービスは監視方式と初動支援を比較する
IPAのお助け隊サービス比較サイトでは、ネットワーク監視型、端末監視型、ネットワーク・端末監視併用型などに分けてサービスを比較できます。2026年7月14日更新の掲載内容を基に、現在のネットワークと端末構成に合う方式を選びます。
価格だけでなく、監視対象台数、拠点数、対応OS、クラウド端末、アラート通知先、相談受付時間、初動対応、現地駆付け、復旧支援、簡易サイバー保険を比較します。休日夜間に通知が来たとき、社内の誰が判断するかも決めておきます。
バックアップが必要な場合は、サービスに含まれるか、別契約かを確認します。お助け隊サービスを契約すれば、すべてのデータが自動的に復旧できるわけではありません。復旧時間と復旧時点の目標を決め、復元テストを計画します。
| 役割 | 確認する内容 | 自社で決めること |
|---|---|---|
| 監視 | ネットワーク・端末・クラウドの範囲 | 守る拠点と端末 |
| 通知 | 受付時間、通知方法、緊急度判定 | 休日夜間の連絡担当 |
| 初動 | 遠隔支援、隔離、現地駆付け | 停止判断の責任者 |
| 復旧 | バックアップ、復元支援、対象データ | 許容停止時間と復元目標 |
| 補償 | 簡易保険の対象事故・免責・上限 | 保険で賄えない費用 |
UTMは社外端末やクラウドを自動で守るとは限らない
オフィスのネットワーク境界に設置する機器では、社外から直接クラウドへ接続する端末を監視できない場合があります。テレワーク、モバイル回線、複数拠点の通信経路を構成図にします。
EDRは導入後の運用担当が必要になる
EDRが異常を検知しても、誤検知か攻撃かを判断し、端末隔離や調査を行う体制が必要です。サービス側の監視・判断・対応範囲と、自社側に残る作業を分けます。
SECURITY ACTIONは認証や安全保証ではない
SECURITY ACTIONは、中小企業が情報セキュリティ対策へ取り組むことを自己宣言する制度です。一つ星と二つ星があり、デジタル化・AI導入補助金2026では一つ星または二つ星の宣言が要件として案内されています。
宣言は第三者による審査、認証、監査ではありません。宣言しただけで補助金が交付されるわけでもなく、対象者、対象サービス、申請手続、審査等の要件を別途満たす必要があります。「取得済みだから安全」と対外説明しないようにします。
IPAは宣言状況がリアルタイムで反映されるわけではないと案内しています。申請締切の直前ではなく、必要な自己点検と情報セキュリティ基本方針の公開を早めに行い、自己宣言ID等の確認に必要な時間を見込みます。
一つ星と二つ星で必要な取組が異なる
一つ星は「情報セキュリティ5か条」への取組を宣言し、二つ星は「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」で現状を把握したうえで、情報セキュリティ基本方針を定めて外部公開します。
東京都の購入助成は二つ星を確認する
東京都のサイバーセキュリティ対策促進助成金はSECURITY ACTION二つ星の宣言等を要件として案内しています。全国枠の一つ星または二つ星という要件と混同しないようにします。
東京都の無料試行と購入助成を分けて比較する
東京都の2026年度中小企業サイバーセキュリティ基本対策事業は、都内中小企業がUTM、EDR、情報セキュリティマネジメント指導を試せる無料事業です。募集期間は2026年6月8日から2026年10月30日までで、UTMとEDRは各先着50社、指導は100社と案内されています。
一方、東京都中小企業振興公社のサイバーセキュリティ対策促進助成金は、対象設備等の導入費を助成する別制度です。2026年度は助成率1/2以内、助成上限500万円、下限10万円です。過年度の上限額を記載した競合記事が残っているため、必ず当年度の公式募集要項で確認します。
助成対象例には、UTM、ファイアウォール、VPN、IDS・IPS、ウイルス・迷惑メール対策、EDR・EPP、アクセス・ログ管理、認証、暗号化、サーバーOS、標的型メール訓練等があります。ただし、対象例に名称があるだけで申請設備が自動的に認められるわけではありません。
| 項目 | 基本対策事業 | 対策促進助成金 |
|---|---|---|
| 支援方法 | 3か月の無料試行・指導 | 対象経費の一部を助成 |
| 向いている段階 | 何を導入すべきか試したい | 仕様と導入計画が決まっている |
| 対象候補 | UTM、EDR、マネジメント指導 | UTM、EDR、認証、暗号化、訓練等 |
| 主な規模 | UTM・EDR各先着50社 | 上限500万円・下限10万円 |
| 注意 | 無料試行後の継続費を確認 | 申請前の手続と二つ星等を確認 |
次回の購入助成は受付期間を短く見積もらない
公式サイトが案内する次回受付は2026年9月9日から2026年9月15日です。その後も2027年1月8日から1月15日の募集予定が掲載されています。申請予約、必要書類、見積取得を受付開始前に準備します。
無料試行後の契約は別途判断する
無料で試した機器・サービスをそのまま有料契約するかは、検知件数、運用負荷、支援品質、月額費、解約条件を基に判断します。無料期間だけで総費用を比較しないようにします。
地域の独自制度は所在地と対象費目を確認する
自治体や地域の産業支援機関には、サイバーセキュリティ機器、クラウドサービス、診断、認証取得等を対象にする独自制度があります。対象地域は本店所在地、事業所所在地、設備設置場所など制度ごとに異なります。
山口県産業技術センターの2026年度サイバーセキュリティ対策促進補助金は、県内中小企業者等を対象に補助率1/2以内・上限50万円と案内しています。募集は2026年4月9日から2026年12月25日までですが、予算上限へ達した場合は期間内でも終了します。
地域制度を探す際は、「都道府県名 サイバーセキュリティ 補助金 令和8年度」に加え、市区町村、商工会議所、産業振興財団を確認します。第三者のまとめ記事ではなく、募集年度、受付中か、予算到達時の扱いを公式ページで確認します。
| 確認項目 | 記録する内容 | 見落とした場合の問題 |
|---|---|---|
| 所在地 | 本店、事業所、設備設置場所 | 地域要件を満たさない |
| 対象費目 | 機器、サービス、診断、設定、研修 | 対象外費用を見積へ含める |
| 実施時期 | 申請、交付決定、契約、完了 | 申請前に契約する |
| 予算状況 | 先着、予算到達、募集回 | 期限前に受付終了する |
補助対象にならない費用を契約前に切り分ける
全国枠では、登録済みお助け隊サービスの利用料が対象です。任意に購入するUTM本体、EDRライセンス、バックアップ装置、社員研修、脆弱性診断、コンサルティングをすべて同じ枠へ入れられるわけではありません。
東京都などの地域制度は対象範囲が異なります。機器本体が対象でも、更新費、通信費、保守、既存契約、汎用PC、消費税、社内人件費が対象外になる場合があります。見積を対象候補と対象外候補へ分けます。
2026年度に経済産業省が進める「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)」の実証は、サービス提供事業者向けの取組です。実証で検討されている新しいサービスが、現時点でセキュリティ対策推進枠の補助対象として自由に選べると解釈しないようにします。
契約済みサービスを遡って申請しない
交付決定前の契約・発注・支払いは原則として対象外です。自動更新される既存契約も、新規申請で対象になるかを事務局へ確認する前に更新しないようにします。
社員研修は別制度の要件を確認する
セキュリティ研修を人材開発支援助成金等で検討する場合は、職務関連性、訓練時間、計画届、対象労働者、受講記録など別の要件があります。セキュリティ対策推進枠と一括で扱いません。
補助額より2年間の総費用と運用負担を比較する
補助金を利用しても、補助対象外費用、消費税、補助率適用後の自己負担、補助終了後の利用料が残ります。初期費、月額費、端末・拠点追加費、駆付け費、保険、更新費、解約費を2年間で集計します。
たとえば、補助対象となる登録サービスの2年間利用料が120万円で、小規模事業者に2/3以内の補助率が適用されると仮定した場合、補助額の計算上限は80万円です。これは採択や満額交付を保証する数字ではなく、対象外費用や消費税は別途負担します。
安価なプランでも、監視対象外の端末が多い、通知後の判断を自社で行う、現地対応が有料という場合があります。補助率ではなく、事故時に必要な対応と社内負担まで含めて比較します。
| 項目 | 仮の金額 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 登録サービス利用料 | 120万円 | 登録価格・対象期間と一致するか |
| 補助率による計算 | 120万円×2/3=80万円 | 小規模事業者の区分を満たすか |
| 補助上限との比較 | 80万円<150万円 | 審査・額確定で減額される場合あり |
| 自己負担の計算例 | 120万円-80万円=40万円 | 税・対象外オプション・立替資金は別 |
| 3年目以降 | 全額自社負担 | 更新価格と解約条件を確認 |
申請から導入後までの工程を先に作る
最初に現状診断を行い、守る情報と不足する役割を決めます。その後、IPA掲載サービスとITツール登録を照合し、IT導入支援事業者へ見積を依頼します。製品比較より先に、対象条件と申請期限を確認します。
デジタル化・AI導入補助金では、GビズIDプライム、SECURITY ACTION、申請マイページ等を準備し、IT導入支援事業者と共同で申請します。交付決定前に契約、利用開始、支払いを行わない工程にします。
導入後は、監視開始日、対象端末、アラート件数、対応履歴、月次報告、請求・支払証憑を保存します。補助事業の実績報告だけでなく、インシデント時に連絡先と判断手順が機能するかを定期的にテストします。
| 段階 | 行うこと | 完了条件 |
|---|---|---|
| 現状把握 | 情報資産、端末、通信、バックアップを棚卸し | 不足する対策を説明できる |
| サービス確認 | IPA掲載とITツール登録を照合 | 登録番号・期間・価格を保存 |
| 申請準備 | GビズID、SECURITY ACTION、見積、計画 | 入力内容と見積が一致 |
| 交付決定後 | 契約、設定、利用開始、支払い | 対象範囲を設定記録で確認 |
| 運用・報告 | アラート対応、証憑保存、実績報告 | 運用記録と支払記録を提出可能 |
通知テストと復元テストを行う
導入完了は機器設置やエージェント配布だけではありません。疑似アラートが担当者へ届くか、端末隔離の手順が動くか、バックアップから必要データを復元できるかを確認します。
担当者の退職・異動に備える
管理画面、緊急連絡先、復旧手順を一人だけが把握する状態を避けます。アカウント権限、連絡網、契約情報、対応記録の保管場所を社内規程へ反映します。
補助金で導入して終わりにしない運用指標
導入効果を「攻撃がゼロになった」で測ることはできません。管理対象端末のカバー率、未更新ソフト数、多要素認証率、バックアップ成功率、アラート確認時間、初動開始時間、訓練実施率など、自社で継続測定できる指標を設定します。
月次報告では、検知件数だけでなく、重大度、誤検知、対応内容、再発防止、未対応端末を確認します。検知が少ないことが安全を意味するとは限らないため、監視範囲とログ取得状態も合わせて点検します。
IPAの中小企業の情報セキュリティ対策ガイドラインや、地域の支援機関を使い、経営者と実務担当者が定期的に見直します。事故時の連絡先には、サービス提供者だけでなく、取引先、警察、個人情報保護委員会等への報告要否を判断する担当も含めます。
| 指標 | 確認する理由 | 記録頻度 |
|---|---|---|
| 管理端末カバー率 | 未監視端末を把握する | 月次・端末追加時 |
| 更新未適用数 | 既知の脆弱性を減らす | 月次 |
| アラート確認時間 | 初動の遅れを把握する | アラートごと |
| バックアップ成功・復元結果 | 復旧可能性を確認する | 日次・定期テスト |
| 訓練・教育実施率 | 標的型メール等への対応を確認 | 四半期・半期 |
よくある質問
サイバーセキュリティ対策は、機器名、登録状態、支援範囲、契約日によって対象可否が変わります。2026年の公式情報に沿って、申請前に多い疑問を整理します。
UTMやEDRなら何でも補助対象ですか
全国のセキュリティ対策推進枠は、IPA掲載かつITツール登録されたお助け隊サービスが対象です。機器の自由購入制度ではありません。東京都等の設備助成は別の対象経費を確認します。
SECURITY ACTIONを宣言すれば採択されますか
宣言は申請要件の一つであり、認証や採択保証ではありません。対象者、登録サービス、申請内容、期間、審査等の要件をすべて確認します。
既存サービスの更新費へ使えますか
既存契約や自動更新が対象になるとは限りません。契約・更新前に、登録ITツールの対象期間と交付決定前着手の扱いをIT導入支援事業者・事務局へ確認します。
バックアップも全国枠で補助されますか
お助け隊サービスに含まれる機能と登録価格の範囲を確認します。任意のバックアップ装置やクラウドサービスを追加すれば自動的に対象になるわけではありません。
個人事業主でも申請できますか
制度の中小企業・小規模事業者等の範囲に個人事業主が含まれる場合があります。業種、従業員数、事業実態、所在地等の要件を確認します。
申請前チェックリスト
- 顧客情報・取引先情報・重要システムと停止影響を棚卸しした
- 予防・検知・通知・初動・復旧の不足を分けて整理した
- IPAのお助け隊サービス掲載とITツール登録の両方を確認した
- サービス名、登録番号、期間、端末数、価格を見積へ記載した
- SECURITY ACTIONの必要な星と反映時間を確認した
- 全国枠、無料試行、設備助成、地域制度を分けて比較した
- 交付決定前に契約・更新・利用開始・支払いをしない工程にした
- 補助終了後を含む2年間以上の費用と社内運用負担を試算した
- 通知テスト、端末隔離、バックアップ復元の担当を決めた
次に確認するページ
公式情報・出典
制度内容や日程は改定される場合があります。申請前に最新版をご確認ください。
- デジタル化・AI導入補助金2026 セキュリティ対策推進枠
- デジタル化・AI導入補助金2026 セキュリティ対策推進枠 公募要領
- デジタル化・AI導入補助金2026 セキュリティ対策推進枠 FAQ
- IPA サイバーセキュリティお助け隊サービス制度
- IPA お助け隊サービス比較サイト
- IPA SECURITY ACTION 制度要件
- 東京都 2026年度中小企業サイバーセキュリティ基本対策事業
- 東京都 2026年度サイバーセキュリティ対策促進助成金
- 東京都中小企業振興公社 サイバーセキュリティ対策促進助成金
- 山口県産業技術センター 2026年度サイバーセキュリティ対策促進補助金
- 経済産業省 サイバーセキュリティお助け隊サービス新類型実証
- IPA 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン
