特許・商標の出願に使える補助金【2026年】国内・外国出願と知財支援を比較
2026年に特許・実用新案・意匠・商標の出願へ使える補助金、助成金、特許料等の減免を解説。国内出願と外国出願、審査請求・中間応答、模倣品対策を分け、補助率・上限・申請時期・対象外経費を公式情報で比較します。
この記事でわかること
- 2026年7月29日時点で、INPIT外国出願補助金の第3回は終了し、第4回は9月7日から9月28日までの予定です。
- 国内出願には全国一律の同じ補助金があるわけではなく、所在地の自治体助成と特許庁の料金減免を別々に確認します。
- 出願前、交付決定後、審査中、侵害発生後では使う制度が異なるため、費用を払う前に現在の手続段階を整理します。
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特許・商標に使える補助金の結論
特許・商標の費用支援は、一つの全国共通補助金ですべてを賄う仕組みではありません。国内出願は市区町村や都道府県の知的財産権取得助成、外国出願はINPITや地域実施機関の海外出願支援、特許庁へ納める審査請求料・特許料は減免制度、海外で模倣品や抜け駆け商標が発生した後は侵害対策支援を確認します。
2026年7月29日時点では、INPIT外国出願補助金の出願手続第3回は6月29日に終了し、第4回は9月7日から9月28日までの予定です。外国特許出願の審査請求や拒絶理由通知への中間応答を支援する中間手続補助は、4月1日10時から12月14日17時まで受け付けています。
重要なのは、先に出願や支払いをしてよい制度と、交付決定後でなければ対象にならない制度が混在する点です。例えばINPITの出願手続補助は、交付決定通知後に着手して発生した費用が対象です。一方、文京区や世田谷区の国内向け助成は、特許庁への出願完了後に申請する設計です。制度名だけで判断せず、申請、交付決定、契約、出願、支払いの順序を確認してください。
| 現在の段階 | 優先して確認する支援 | 2026年7月29日時点の要点 |
|---|---|---|
| 国内でこれから出願する | 自治体の知的財産権取得助成、INPIT知財総合支援窓口 | 所在地、出願前後の申請時期、弁理士費用の可否を確認 |
| 国内特許の審査請求・登録料を払う | 特許料等の減免制度 | 対象者区分により審査請求料・特許料を軽減 |
| 海外へ特許・商標等を出願する | INPIT外国出願補助金、地域実施機関の海外出願支援 | INPIT第4回は9月7日から9月28日の予定 |
| 外国特許の審査請求・中間応答を行う | INPIT外国出願補助金の中間手続補助 | 12月14日17時まで、1手続・各国別で上限50万円 |
| 海外で模倣品を調査・排除する | 海外侵害対策支援 | 補助率3分の2、模倣品対策は上限400万円 |
| 海外で商標を抜け駆け出願された | 抜け駆け商標無効・取消係争支援 | 補助率3分の2、上限500万円 |
国内出願と外国出願を最初に分ける
日本で取得した特許権や商標権の効力は、そのまま外国へ及ぶわけではありません。海外で技術やブランドを守るには、事業を行う国・地域で権利取得の手続が必要です。そのため国内出願向けの自治体助成と、外国特許庁へ納める手数料、現地代理人、翻訳を支援する外国出願補助は対象費用が違います。
検索時には「特許 補助金」だけでなく、「自治体名 特許 出願 助成」「都道府県 海外出願 支援」「商標 外国出願 補助金」のように、出願先と所在地を入れます。国内向け制度の多くは事業所所在地を条件にし、海外向け制度は国内基礎出願、優先権、外国展開計画などを確認します。
国内出願は所在地の制度を調べる
国内出願に対しては、市区町村や都道府県が出願料、審査請求料、登録料、弁理士・弁護士報酬、先行技術調査費などを助成する場合があります。ただし、対象となる権利、申請時期、事業年数、市税完納、同一出願への重複助成禁止は自治体ごとに異なります。
外国出願は国数と翻訳費で総額が変わる
外国出願では、出願国ごとの特許庁手数料、国内代理人、現地代理人、翻訳が発生します。複数国へ出願すれば費用も増えるため、「上限150万円だから150万円受け取れる」とは限りません。対象経費の2分の1と出願別上限を比較し、低い額が補助額の基礎になります。
2026年度INPIT外国出願補助金の公募状況
INPIT外国出願補助金は、中小企業、スタートアップ、大学等による外国での特許、実用新案、意匠、商標の権利化を支援します。出願手続補助は年度内に複数回公募されます。2026年7月29日時点では第3回が終了し、第4回は9月7日から9月28日までと案内されています。
申請は電子申請システムのjGrantsで行い、GビズIDプライムアカウントが必要です。ID発行に時間がかかる場合があるため、公募開始後に取得へ着手するのではなく、出願国や費用の整理と並行して準備します。
| 支援区分 | 受付状況 | 申請前に確認すること |
|---|---|---|
| 出願手続 第2回 | 3月2日から3月23日、受付終了 | 終了した公募回には申請できない |
| 出願手続 第3回 | 6月8日10時から6月29日17時、受付終了 | 終了した公募回には申請できない |
| 出願手続 第4回 | 9月7日から9月28日の予定 | 最新公募要領、優先期限、交付決定予定日 |
| 中間手続 | 4月1日10時から12月14日17時 | 対象となる出願、審査請求または拒絶理由通知 |
外国出願補助の補助率と上限
出願手続補助の補助率は2分の1です。大学等の一部を除く中小企業者等は、1事業者あたり同一年度300万円以内です。さらに1出願ごとの上限があり、特許出願は150万円、実用新案・意匠・商標の各出願は60万円、商標の抜け駆け対策を目的とする出願は30万円です。
1事業者上限と1出願上限は別々に適用されます。例えば、補助対象と認められた特許出願費用が200万円なら、2分の1の100万円が上限内です。対象経費が400万円なら2分の1は200万円ですが、特許1出願の上限150万円までとなります。実際の交付額は審査と実績報告で確定します。
| 区分 | 1出願の補助上限 | 補助率 |
|---|---|---|
| 特許出願 | 150万円以内 | 2分の1 |
| 実用新案登録出願 | 60万円以内 | 2分の1 |
| 意匠登録出願 | 60万円以内 | 2分の1 |
| 商標登録出願 | 60万円以内 | 2分の1 |
| 商標の抜け駆け対策の出願 | 30万円以内 | 2分の1 |
外国出願補助の対象者と出願要件
対象者には中小企業者、中小スタートアップ企業、小規模企業、大学等が含まれますが、企業規模、資本関係、みなし大企業、共同出願の持分などを公募要領で判定します。単に海外で商標を取りたいという希望だけでは足りず、外国で権利を活用する事業計画や、抜け駆け対策の意思も審査対象になります。
特許・実用新案・意匠では、既に日本国特許庁へ行った出願を基礎に、パリ条約の優先権を主張して外国へ出願する案件などが中心です。外国出願の期限と補助金の公募・交付決定が両立するかを確認します。優先期限が先に来る場合は、補助金を待つことで権利取得機会を失わないよう、弁理士と判断してください。
国内基礎出願と出願人名義を照合する
国内基礎出願と外国出願で出願人名義が異なる場合、対象要件を満たさないことがあります。法人化、共同開発、大学との共同出願、事業譲渡がある場合は、誰が権利を保有し、誰が補助申請者になるかを先に整理します。
外国での活用計画を具体化する
販売予定国、製造委託国、競合・模倣リスク、出願する権利、取得後の活用方法を説明します。「将来海外へ進出するかもしれない」だけでなく、販売計画、契約予定、展示会、商談、EC展開など事業とのつながりを示します。
外国出願で対象になる費用
主な対象経費は、外国特許庁等へ納付する出願手数料、外国出願に必要な国内代理人・現地代理人費用、明細書等の翻訳費用です。公募要領が認める手続と、交付決定後に着手し、補助事業期間内に検収・支払いまで完了した費用に限られます。
見積書は「外国出願一式」とせず、国別・権利別に、官庁手数料、国内代理人、現地代理人、翻訳、送金手数料を分けます。複数国へ出願する場合は、為替レートと送金予定日も管理すると実績報告時の差異を追いやすくなります。
対象になりやすい費用
外国特許庁の出願手数料、各指定国への国内移行手続の手数料、出願手続に必要な国内・現地代理人費用、出願書類の翻訳費用などが中心です。審査請求を同時に行う場合の扱いなど、手続別の詳細は申請回の経費区分を確認します。
対象外になりやすい費用
日本国特許庁へ納付する手数料、補助金申請書や実績報告書の作成費、消費税・海外付加価値税、先行技術・登録調査、国際出願の国際段階手数料、特許料・登録料などは対象外となる例です。代理人請求書の中に対象外業務が混在していないかを分けます。
交付決定前の出願・契約・支払いに注意する
INPITの出願手続補助では、交付決定通知後に着手して発生した費用が対象です。外国代理人への正式依頼、出願手数料の支払い、翻訳の発注などを先に行うと、必要性があっても補助対象外になる可能性があります。
一方で、外国出願にはパリ条約の優先期限など法的な期限があります。補助金の採択を待つことと、権利を失わないことの優先順位を経営判断します。期限が迫っているときは、補助対象外になる可能性を理解して自己負担で出願する選択もあり得ます。
見積取得と正式発注を分ける
申請準備の見積取得と、代理人への正式な業務依頼は区別します。着手金、予約金、翻訳開始、委任状提出が契約・着手に該当するかを、事務局と代理人へ確認します。
優先期限から逆算する
国内基礎出願日、各国の出願期限、公募締切、審査・交付決定見込み、翻訳日数を一つの工程表にします。第4回を待てる案件か、地域実施機関の公募を使えるか、自己負担で先に出願すべきかを比較します。
外国特許の審査請求・中間応答も支援対象
外国出願後には、外国特許庁への審査請求や、拒絶理由通知に対する意見書・補正書等の中間応答が必要になることがあります。INPITの中間手続補助は、一定の外国特許出願を対象に、2026年4月1日10時から12月14日17時まで申請を受け付けています。
補助率は2分の1で、1手続・各国別の補助上限は50万円です。出願手続補助の150万円上限とは別の支援段階です。外国出願時の費用だけで予算を使い切らず、審査請求、拒絶理由対応、登録までの費用も資金計画へ入れます。
審査請求と拒絶理由対応を分けて管理する
審査請求は審査を開始してもらう手続で、拒絶理由通知への応答は審査官の指摘に対して意見・補正を提出する手続です。通知日、応答期限、国、代理人見積を記録し、どの手続が補助対象かを確認します。
国内出願は自治体助成を所在地から探す
国内の特許・実用新案・意匠・商標については、所在地の自治体が取得費を助成する場合があります。2026年度の文京区知的財産権取得費補助金は、国内出願を対象に補助率3分の2、上限30万円で、出願日から2年以内の申請を案内しています。出願料、審査請求料、特許料・登録料、弁理士等の報酬、特許の先行技術調査などが対象経費に含まれます。
世田谷区の2026年度制度は、対象経費の2分の1、上限20万円でしたが、予算上限に達して受付を終了しています。自治体助成は年度末まで必ず続くとは限らず、先着・予算上限で早期終了することがあります。前年ページを見て出願した後に、今年度は終了していたということがないよう、受付状態を確認します。
| 制度例 | 対象・補助内容 | 申請時期の特徴 |
|---|---|---|
| 文京区 知的財産権取得費補助金 | 国内の特許・実用新案・意匠・商標、3分の2、上限30万円 | 4月1日から随時、出願日から2年以内 |
| 世田谷区 知的財産権取得支援補助金 | 2分の1、上限20万円 | 2026年度は予算上限到達で受付終了 |
| 東京都内各区市の制度 | 出願費、弁理士費、先行調査等 | 出願前申請と出願後申請が混在 |
| 特許庁 特許料等の減免 | 審査請求料、第1年分から第10年分の特許料 | 企業規模等の区分を簡易判定で確認 |
特許庁へ払う料金は減免制度も確認する
国内特許では、補助金とは別に、一定の個人・中小企業・スタートアップ等を対象とする特許料等の減免制度があります。一般的な中小企業では審査請求料と第1年分から第10年分の特許料が2分の1へ軽減され、小規模企業・中小スタートアップ企業等は3分の1へ軽減される区分があります。
出願料そのものはこの減免の対象ではありません。また、商標登録料を同じ割合で軽減する制度ではありません。自社の資本金、従業員、設立年数、支配関係等によって区分が変わるため、特許庁の簡易判定ページで確認します。
補助金と減免は費用項目が違う
自治体助成は出願料や弁理士報酬を含むことがありますが、特許庁の減免は主に審査請求料と特許料が対象です。同じ支払いを二重に支援してもらう前提にせず、どの制度をどの費用へ適用するかを表にします。
海外で模倣・抜け駆け商標が発生した後の支援
知財支援は出願前だけではありません。海外で模倣品が流通している場合は、侵害調査、警告、行政摘発、税関登録・差止請求、ウェブサイト削除申請などを支援する制度があります。2026年度の海外侵害対策では、補助率3分の2、模倣品対策の補助上限は400万円です。
海外で自社ブランドと同一・類似の商標を第三者に先取りされた場合は、抜け駆け商標無効・取消係争支援を確認します。異議申立、無効審判、取消審判と代理人費用が対象となり、補助率は3分の2、上限500万円です。日本で同一・類似の商標権を保有していることなどの要件があります。
権利を持っている国・地域を確認する
模倣品対策では、対象国で特許、実用新案、意匠、商標等の権利を保有していることが要件になる場合があります。日本の登録証だけで申請できるとは限りません。侵害品、販売ページ、輸入記録、権利証、現地代理人見積を整理します。
採択前に現地対応を始めない
抜け駆け商標支援では、ジェトロの採択決定後に発生した費用が対象です。現地代理人への正式委任や異議申立を先に行う必要があるときは、法定期限と補助対象外リスクを比較します。
無料相談と補助金を組み合わせる
INPIT知財総合支援窓口は47都道府県に設置され、相談は無料です。支援担当者が経営と知財の課題を整理し、必要に応じて弁理士、弁護士、中小企業診断士、ブランド専門家、デザイナー等と連携します。補助金の申請代行ではありませんが、何を権利化するか、出願しないでノウハウとして守るか、海外展開時の契約をどうするかを整理する入口になります。
特許情報プラットフォームのJ-PlatPatでは、特許・実用新案、意匠、商標を無料で検索できます。商品名を決める前の類似商標確認、技術開発前の先行技術調査に利用できます。ただし、検索結果から権利侵害や登録可能性を最終判断するには専門的な検討が必要です。
出願する前に守り方を決める
製造条件やレシピのように外部から分かりにくい技術は、特許出願で公開せず営業秘密として管理する選択があります。反対に、製品から解析されやすい構造や長期利用するブランドは、特許・意匠・商標による権利化を検討します。
特許・商標補助金の申請手順
最初に、守る対象、出願国、事業活用、法的な期限、費用を整理します。その後に制度を探し、申請と出願の順序を確認します。補助金を探してから知財戦略を作るのではなく、事業上必要な権利取得へ使える支援を当てます。
- STEP1
1. 守る対象を決める
- 確認内容
- 技術、構造、デザイン、名称、ロゴ
- 残す資料
- 発明メモ、図面、商品企画、使用予定
- STEP2
2. 先行調査を行う
- 確認内容
- 類似特許・商標、競合、登録可能性
- 残す資料
- 検索式、検索結果、専門家見解
- STEP3
3. 出願国と期限を決める
- 確認内容
- 国内、販売国、製造国、優先期限
- 残す資料
- 国別工程表、展開計画
- STEP4
4. 制度を比較する
- 確認内容
- INPIT、地域実施機関、自治体、減免
- 残す資料
- 公募要領、対象経費表
- STEP5
5. 見積を分ける
- 確認内容
- 官庁、国内代理人、現地代理人、翻訳
- 残す資料
- 国別・権利別見積
- STEP6
6. 申請・交付決定を待つ
- 確認内容
- 着手可能日、修正依頼、採否
- 残す資料
- 申請控え、交付決定通知
- STEP7
7. 出願・支払い・報告
- 確認内容
- 期限、名義、証憑、実績報告
- 残す資料
- 受領書、請求書、振込記録
必要書類と見積の作り方
申請者の企業情報に加え、国内基礎出願、外国出願計画、出願国、活用計画、先行調査、費用見積、資金計画を準備します。公募回ごとに様式が変わるため、前年の申請書をそのまま使いません。
見積は権利と国ごとに分けます。特許と商標を同じ見積にまとめる、米国と欧州の代理人費用を一式にする、翻訳の単価・単語数が分からないと、対象経費の確認に時間がかかります。補助対象外の日本国特許庁手数料や調査費も別行にします。
書類の確認ポイント
- 履歴事項全部証明書、決算書、納税関係などの申請者資料
- 国内基礎出願の願書・受領書・出願番号
- 外国での事業展開、販売、製造、ライセンスの計画
- 出願国、権利種別、優先期限をまとめた工程表
- 外国特許庁手数料、国内・現地代理人、翻訳の内訳見積
- 出願に必要な総額と補助金入金前の立替資金
- GビズIDプライムとjGrantsの申請担当者
特許・商標の補助金で失敗しやすい点
知財制度は、権利取得の期限と補助事業の期限が同時に進みます。採択を待って優先期限を過ぎる、期限を守るため先に出願して補助対象外になるという両方の失敗があります。補助金だけでなく、権利取得を優先する代替案も決めておきます。
ここで確認するポイント
- 国内出願向け助成と外国出願補助を同じ制度だと考えた
- 交付決定前に外国代理人へ正式発注・支払いをした
- 補助金を待つ間にパリ条約の優先期限を過ぎた
- 国内基礎出願と外国出願の名義が一致していない
- 日本国特許庁の手数料や先行調査費を外国出願補助へ計上した
- 翻訳費、代理人費、官庁手数料の内訳がない
- 前年の自治体制度を見て、今年度の受付終了を確認しなかった
- 他の国・自治体助成と同じ出願費を重複計上した
- 登録後の維持費、審査請求、中間応答費用を資金計画へ入れていない
- 補助金上限を受給予定額として事業計画へ入れた
想定ケースで見る制度の選び方
以下は特定企業の採択実績ではなく、制度選択の考え方を示す想定ケースです。実際の対象可否は所在地、企業規模、出願内容、公募回の要領で変わります。
国内で新商品の名称を商標出願する
まずJ-PlatPatで類似商標を調べ、所在地の自治体が商標出願料や弁理士費用を助成するか確認します。自治体制度が出願後申請なら、対象期間と予算残額を確かめてから出願し、願書、受領書、請求書、支払証憑を保存します。
国内特許を基礎に米国と欧州へ出願する
国内基礎出願、優先期限、外国展開計画を確認し、INPIT第4回と地域実施機関の公募日程を比較します。官庁手数料、現地代理人、翻訳を国別に積算し、交付決定後に出願できる工程かを判断します。
海外ECで自社ブランドの模倣品を見つけた
販売ページ、購入品、出品者、流通経路の証拠を保存し、対象国で保有する商標権等を確認します。調査・ウェブ削除・警告等の模倣品対策支援か、第三者の商標出願を取り消す係争支援かを分けます。
特許・商標補助金のよくある質問
2026年7月29日時点の公式案内を基に、検索時に混同しやすい点を整理します。申請時には利用する公募回の要領と事務局回答を優先してください。
商標登録にも補助金は使えますか
外国商標出願はINPIT外国出願補助金の対象区分に含まれ、1出願の補助上限は60万円、補助率は2分の1です。国内商標は自治体制度が対象に含める場合があります。所在地と申請時期を確認してください。
出願した後でも申請できますか
制度によります。INPITの外国出願手続補助は交付決定後に着手した費用が対象です。文京区や世田谷区の国内制度は出願完了後に申請する設計です。出願前後のどちらが正しいかを制度ごとに確認します。
個人事業主も対象ですか
中小企業者の範囲に個人事業主を含む制度があります。ただし、事業実態、所在地、納税、従業員・業種、みなし大企業等の要件は制度ごとに異なります。自治体制度では区内・市内での事業年数を求める場合もあります。
弁理士費用は全額対象ですか
全額とは限りません。制度が認める手続に直接必要な代理人費用だけが対象で、申請代行、対象外調査、補助期間外の業務などを除外する場合があります。請求内容を業務別に分けます。
補助金が採択されるまで出願を待つべきですか
優先期限や事業公開の予定によっては、待つことで権利取得の機会を失うおそれがあります。補助対象外になっても先に出願するのか、公募に間に合うのかを弁理士と判断します。補助金より権利期限を優先すべき場合があります。
自社に合う知財支援を探すチェックリスト
制度検索を始める前に、国内・外国、権利種別、現在の手続段階を決めます。候補制度を見つけたら、年度と公募回、出願・支払の順序、法的な期限を一つの表で管理してください。
ここで確認するポイント
- 守る対象が技術、構造、デザイン、名称・ロゴのどれか決めた
- 国内出願か外国出願かを分けた
- 特許、実用新案、意匠、商標の権利種別を確認した
- 国内基礎出願日と外国出願の優先期限を確認した
- 所在地の自治体助成と受付状態を確認した
- 特許庁の料金減免区分を確認した
- 申請、交付決定、契約、出願、支払の順序を確認した
- 官庁手数料、代理人、翻訳、調査を分けて見積した
- 補助対象外費用と税を含む総額を資金計画へ入れた
- 同じ出願費への国・自治体等の重複助成がないか確認した
- 2026年度の公式ページと公募要領を保存した
申請前チェックリスト
- 国内出願と外国出願を分けた
- 権利種別と出願国を決めた
- 申請・交付決定・出願・支払の順序を確認した
- 補助上限ではなく対象経費と補助率から試算した
- 優先期限と公募日程が両立するか確認した
次に確認するページ
公式情報・出典
制度内容や日程は改定される場合があります。申請前に最新版をご確認ください。
